Monday, 20 March 2017
Jason Day and Louis Oosthuizen  (Getty Images)
Jason Day and Louis Oosthuizen (Getty Images)

今週はテキサス州オースティンに世界最高クラスのゴルファーが集結し、今季2つ目の世界ゴルフ選手権となる「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」が開催される。

 
1週間を通じて見事なショートゲームを見せたデイは、グループステージを3戦全勝で勝ち抜けると、決勝トーナメントではブラント・スネデカーとブルックス・ケプカの米国勢を撃破してロリー・マキロイとの準決勝に臨んだ。

北アイルランドのマキロイとの準決勝は、パンチで応酬するかのような激闘となるも、最後はデイが1UPでマキロイを下し、決勝へと駒を進めた。

デイと決勝で対戦したウーストハイゼンは、準決勝でスペインのラファ・カブレラベローを破るなど、こちらもグループステージから全勝で決勝まで勝ち上がった。

最終的にはデイがショーの主役を務める形となり、週の初めに負った背中の怪我を克服した2015年の「全米プロゴルフ選手権」王者が3度目のヨーロピアンツアー制覇を果たして公式世界ゴルフランキングのナンバーワンに返り咲いた。

■一口サイズの大会史

「WGCマッチプレー」は1999年にカリフォルニア州カールスバッドのラコスタR&Sで第1回大会が開催され、米国のジェフ・マガートが初代王者に輝いた。

この大会で初めて優勝した欧州勢はダレン・クラークで、北アイルランドのクラークは、その後「WGCマッチプレー」を席巻することになるタイガー・ウッズを退けて栄冠を手にした。

当時世界ナンバーワンだったウッズは、2003年に初優勝を遂げると、この大会での連勝記録を13まで伸ばし、翌年はタイトル防衛に成功した。

メジャー14勝のウッズは最大差での勝利記録も保持しており、2006年大会では1回戦でスティーブン・エイムズを9&8で下して記録を作ったほか、2008年には決勝でスチュワート・シンクを8&7で下し、決勝戦での最大差記録も作っている。

ウッズ以外で複数回大会を制覇したのは、ジェフ・オギルビー(2006、2009)とデイ(2014、2016)のみであり、欧州勢ではクラーク(2000)、ヘンリック・ステンソン(2007)、イアン・ポールター(2010)、ルーク・ドナルド(2011)、そしてマキロイ(2015)が大会制覇を果たしている。

■フィールド

優勝した「WGCメキシコ選手権」以来の出場となる世界ナンバーワンのダスティン・ジョンソン。32歳の彼はこの大会でWGC2連勝を目指すことになる。

ディフェンディングチャンピオンのデイは、今大会で優勝すれば、「WGCマッチプレー」で3勝を挙げ大会最多勝記録を持つウッズに並ぶこととなり、一方、世界2位のマキロイは、2015年以来となるWGC制覇を目指している。

これまで「WGCマッチプレー」では決勝で涙を飲んできたポール・ケーシー(2009?10)、マルティン・カイマー(2011)、ゲーリー・ウッドランド(2015)、そしてルイ・ウーストハイゼン(2016)はもうひとつ上の高みを目指すことになる。

今週「WGCマッチプレー」デビューを果たすヨーロピアンツアーメンバーは、ティレル・ハットン、ホン・ラーム、谷原秀人、そしてワン・ジョンフンの4人で、これにより、1999年以降、この大会に出場したヨーロピアンツアーメンバーの総数は130人となる。

■コース

「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」がオースティンCCで開催されるのは、今回が2日目となる。

1899年に設立された歴史的なクラブは、これまで多くの変遷を辿っており、1949年に場所を移動した同クラブは、1984年に再びダベンポートランチへと場所を移し、今日に至っている。

ピート・ダイ設計のコースは、スコットランドの伝統的なコースであるロイヤルドーノックとガレーンヒルをモデルとしているが、グリーンやフェアウェイを取り囲む石灰岩の存在により、テキサスの風合いが色濃く出ている。

特筆すべきは“グレンサタン”の別名で知られるドラマチックなパー4の18番ホールで、この難所はテキサスで熱戦を繰り広げる世界のエリートゴルファーたちに試練を与えることになる。

■トリビア

・ デイは2003年から2004年にかけて大会を連覇したウッズ以来となる「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」の連覇を目指している

・ 出場選手中、デイはこの大会で最も良い成績を収めている。これまで豪州のデイは6回の出場で4度のトップ10入りを果たしている。2011年に9位タイ、そして2013年に3位に入ったデイは、2014年と2016年に大会を制覇した

・ デイが大会を連覇すると、グレッグ・ノーマンに次いで、ヨーロピアンツアーでタイトル防衛に成功した2人目の豪州人選手となる(ノーマンは1981年と82年に「ダンロップマスターズ」を連覇した)

・ オースティンCCは2016年に初めて「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」の開催コースとなった。また、テキサス州でヨーロピアンツアーが開催されたのも、これが初めてのことだった

・ オースティンCCはマッチプレーの舞台となった6番目のコースである。これまで大会は、ラコスタR&S(1999~2000、2002~2006)、メトロポリタンGC(2001)、ザ・ギャラリー・アット・ダブマウンテン(2007~2008、2013~2014)、リッツカールトンGC(2009~2012)、TPCハーディングパーク(2015)、そしてオースティンCC(2016~2017)で開催されてきた

・ 6人のヨーロピアンツアーメンバーが制覇した「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」は、WGCのなかでヨーロピアンツアーメンバーが最も成功を収めた大会となっている

・ 今週はジム・フューリックとフィル・ミケルソンの米国人選手2人がWGC50回出場メンバーの仲間入りを果たす。これまで、リー・ウェストウッド(56回)、セルヒオ・ガルシア(51回)、そしてアダム・スコット(50)がWGC50回出場を達成している

・ 2017年にオースティンCCで競技に参加するヨーロピアンツアーメンバーは29人

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